大阪大学男子ラクロス部を応援してくださっている皆様、OBGの皆様、保護者の皆様、日頃から弊部に多大なるご支援・応援いただきありがとうございます。
今年度のHCを務めさせていただきました、18期の池下です。
今年の総括となるブログというテーマをいただきましたので、このテーマに沿ってお話しさせていただきたいと思います。
まずは今シーズンの成績から。
2勝3敗1分の勝ち点7で1部5位の結果となりました。
大経・近大に勝利、京大に引き分け、神大・関学・同志社に敗北。
入替戦は2部3位の甲南に勝利し、1部残留。
結果として、1部残留で来年への望みをつないだという意味では、最低限の結果であったと思います。
一方で、本来の目標である「関西制覇」には達成できず、チームとしても、HCとしても非常に悔しい結果となりました。もちろん、プレイヤー、スタッフ、他関係者にとっても悔しい結果だったと思います。
何が足りなかったのか。
どうすればもっと上の舞台に行けたのか。
新幹部陣含め残ったメンバーは各々考えてくれているかと思いますが、私なりに少し考えてみましたので、今後の一助になればと思います。
①得点力
今年は「守り勝つ」という面が強かったことはありますが、それでもやはり点を取れなかった(取り切れなかった)のは大きかったかなと思います。
今年の総得点はリーグ戦6試合で22点、平均3.6点という数字、やはり物足りないかな。
DF陣はリーグ戦6試合の総失点は26点、平均4.3点で守ってくれているので、点がとれていればという場面が何度かありました。
ラクロスって点取りスポーツなので、来年はもっと点が取れるようになってほしいなと思います。
ちなみに、試合時間(昔は20分×4Q)だったり、リーグ戦形態が違う(ファイナル4、1部8チーム等)とか条件が異なりますが、阪大の成績が良かったとされる2015~2017年は以下でしたので、参考にしてください。
2015年(リーグ2位→優勝 ):得点 7試合65点(1試合平均9.29点)、失点 7試合55点(1試合平均7.86点)
2016年(リーグ2位→準優勝):得点 6試合46点(1試合平均7.67点)、失点 6試合25点(1試合平均4.17点)
2017年(リーグ3位→優勝 ):得点 6試合41点(1試合平均6.83点)、失点 6試合32点(1試合平均5.33点)
②当たりの強さ、泥臭さ
最近の風潮やと思うんですが、皆さんスマートにやろうとしすぎのような気がします。これは阪大に限ったわけではないですが。
ラクロスってどんなスポーツで、何が醍醐味かと言われた時に、何を思い浮かべますか?
先ほどは点取りスポーツと言いましたが、プレーの激しさだと思います。
入学してラクロス部に勧誘された時、何て言われたか覚えてますか。
ラクロスは「地上最速の格闘球技」って紹介されたことないですか?(言われてなかったらピンと来ないと思いますので、それはご愛嬌で)
それを踏まえると、男子ラクロスはもっと激しくていいんです。
ルールの範囲内でのコンタクトプレーをもっと増やしてほしいし、もっと激しくしてほしい。
実際、強いチームほどコンタクトプレーを効果的に激しく(合法的に)やってます。だからこそ、リーグ戦終わり〜入替戦までの期間で貪欲にいきましょうってなった時に結果が出てたんだと思います。
色々と書きましたが、2部の期間が長かった中で1部に昇格して、1年目に5位で残留出来て本当に良かった。
1部に居続けるというのは簡単なようで難しいものです。さらに、1部から離れた期間が長ければ長いほど、1部に戻って来た時の戦い方のギャップに苦しむことになります。
幹部陣は1部での戦い方を模索し続ける難しさや昨年のチームと比較されることの苦しみがあったと思いますが、1年間本当にお疲れ様でした。こんな経験が出来ることはまずないです。自信を持って今後の活動に生かしてください。
幹部陣以外の皆さんも、1部というある意味未知の世界で戦い、色々経験出来たと思います。この経験を来年以降の糧としてください。
来年こそはチームの最終目標を達成出来るように、強い意志を持ってストイックに頑張りましょう。
HC 池下直哉
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