1回生ブログリレー「1回生チームを終えて」 森口晴介 #8

初めに、OBOG並びに保護者の方々、そして、弊部に関わってくださっているすべての方々、平素より多大なるご支援ありがとうございます。一回生MF森口晴介と申します。一回生チームの副リーダーをやらせていただいていたので、案の定ブログ掲載が最後の方になりました。他の人のブログを見ると構成などが引っ張られてしまいそうなので早めに書き切ろうと思っていましたが、公開日が後の方だからと先延ばしにしてしまいました。おかげで沢山のブログを読んでしまいましたし、一回生チームが終わってしまった気持ちよりも新チームへのワクワクの方が強くなってしまいました。しかし、とやかく言っても仕方がないので、精一杯振り返りながら書こうと思います。

僕がラクロス部に入った理由は、仲が良さそうで雰囲気がいいから、そして、高校からの同期の赤峰がいるため、学食に一人で行く心配がなくなるからです。ゆうぞうさんの涙ももちろん印象的ではありましたが、その頃は関西一とか日本一とかはあまり意識していなかったと思います。

サマーに向けた練習試合に勝ち続ける中で、関西一に手が届く力がこのチームにはあるのだと感じ、気持ちも徐々に優勝へと向いていきました。自主練も沢山しましたが、その頃は優勝したいという気持ちと、ラクロスの物珍しさへの単純な興味が半々くらいで原動力になっていました。結果は優勝。大経戦の決勝点も決められたし、チームの中心選手として勝たせることができた自覚もあった。ここまではとても楽しくラクロスをしていました。

10人制ラクロスに移行した頃から、ラクロスが上手くいかなくなりました。今までは自分が一人抜けばゴールは目の前ですぐ点が取れていたのに、一人抜いてもゴールは遠くなったし、異様に長いクロスを持った相手が現れるようにもなりました。自分より背が高くて体が大きい同期が活躍し始めて、自分はなんであんな力強いプレーができないのだろうと嫌な気持ちになりました。同志社との練習試合に勝利した後、自分が勝利に貢献できず、チームメイトに勝たせてもらったことが悔しくて涙が出てきました。なるべく気づかれないように芝にうずくまっていましたが、コーチ達が気づいて声をかけてくれました。「完璧を目指してしまうと自分のできていないところにばかり目がいって自己嫌悪に陥ってしまう。」りょうさんがかけてくれたこの言葉を今も大切にしています。ありがとうございます。それから、自分が一回生チームにできることを探しました。ショットの力はないけど小さいなりのすばしっこさがあるから、ショットが上手い仲間が打ちやすいところまでボールを運ぶことはできる。そう考えると自分の役割が見えてきて、チームの勝利の手助けができるようになりました。自分の役割を再認識して臨んだ京都カップでは、決勝の神戸戦で同点弾を決めることができたし、チーム優勝、そして初めての個人賞の大会MVPをいただきました。自分のラクロスはこれで正解なのだと自信がつくきっかけになりました。

しかし、目指していた3冠まであと一歩と意気込んで臨んだウインターは予選敗退で終了した。僕個人としての敗因はショット力のなさ。京都カップからウインターまでの一か月で磨けたはずの能力。いつの間にか僕のラクロスはパス先を探すラクロスになっていました。フリーなのにパスに逃げ、ショットの責任を仲間に押し付ける。今思い返すと非常に情けないです。京都カップで得た自信は慢心でもあり、そこに完全に甘えてしまいました。申し訳ない。

一年間を振り返ると、つくづくプライドの高い人間なのだと感じます。自分の不得意なプレーを練習中に見られるのが恥ずかしくて得意プレーばかりして褒められることに満足していたし、自主練中も先輩に技術を聞こうとしてもこんなレベルの低いことを聞いたら馬鹿にされるのではないかとおびえて聞きませんでした。結局もともと持ち合わせていた足の速さと感覚で投げてたまたま狙ったところに通っていたパスに頼って一年間を乗り越えました。そんな脆いプライドはウインターのたった一度の負けで崩れ落ちました。もうこんなプライドは捨ててしまおうと思います。自分のできていないことに真正面から向き合う。それの解決のためならば先輩だろうが武者だろうがDMだろうがどんな手段だって使う。周りは参考にするけれども比較はしない。自分の成長にだけ照準を合わせて毎日1つずつできることを増やしていく。365日続ければ365段階レベルアップできる。四谷学院もビックリの成長速度でじわじわ上まで駆け上がってやる。

最後に同期へ。
僕は君たちと他愛のない話をする時間、学食でご飯を食べる時間がとても大好きです。出会ったきっかけはラクロスだけど、もしラクロス部としての関係がなくなったとしてもずっと友達でいたいと思える人達です。だけどせっかくラクロスで出会ってこの一年間一緒にやってこれたのだから、僕らの思い出の中にラクロスで日本一をとった記憶を刻んで、何十年も語れたらこんなに幸せなことはないのじゃないかなと思っています。これからもよろしく。

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この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

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