2023 ブログ #4 平井崇博

平素より阪大男子ラクロス部を応援してくださっているOBOG,保護者、関係者の皆様、いつも多大なるご支援ご協力ありがとうございます。

4回生ATの平井崇博です。
この前までめちゃくちゃ暑かったのに、最近は日が短くなり朝晩が寒くなってきて季節の移り変わりは早いなーと感じております。

時間って振り返ると一瞬だけど、未来の時間を見るときはまだまだ時間があると思ってしまう。なんか時間の感じ方が一様じゃないのって不思議だなーと思います。

入りがちょっときもいけど、少しだけ自分のことを振り返ろうと思います。今年はチームとしていろんな取り組みをしてきて、個人的に自分がこのリーグ戦を通して一番取りつかれてたのは大阪公立大学戦の前に全体でやったメンタルトレーニングで言ったことである。

ざっくりした内容は、

チームスポーツでは1人だけで勝利をつかむことはできないし、中心選手だけでつかむものでもない。勝利はもちろん敗北も全員のもの。

だから試合に出ている選手、ベンチ、裏方、スタンドにいる選手、スタッフ、コーチで気持ちに差があってはいけない。一人一人立場は違うけど、一つの勝利、チーム目標の達成に対しては一人一人の役割がある。
そして、控えや裏方の一人一人が自分の役割に誇りを持たない限り、勝てるチームにはならない。

というもので、

このミーティングの最後に一人一人が一部昇格に向けて自分の役割について話した。
自分は自分の役割をフィニッシャーであると話した。FOから始まり、G、DF,OFとみんながつないできてくれたボールを最後にゴールに決める。それが目の前の試合、また入れ替え戦での自分の役割だと話した。そのために自分は練習、試合を問わず目の前のシュート1本にこだわるということを宣言した。

当時も、入れ替え戦まで残り数か月という短い時間しか残っていなかったから、オフェンスのいろんなところを全部することは諦めて、自分ができることは少ないしとても限定的だけど、自分がシュートを決めればチームは勝てると信じていた。

だけど、その後のリーグ戦何試合かで自分はとことんシュートを外しまくった。あんだけ宣言して、自分の役割だと話しておいてほとんど点を取れなかった。けどチームは1試合1試合みんながそれぞれの役割を果たして勝つことができていた。チームで自分だけが役割を果たせてない。この時期はずっとそれに取りつかれて、試合後は毎回、役割を果たせなくて情けない自分に打ちひしがれていた。
ドフリーでもらったしゅんたろーからの対角パスも、いい感じでDFを崩したあとの伸び遅れワンワンでのランシューも外したし止められた。そのうち自信もなくして最後のスカウティングではパサーって書かれてるし、シュート打った記憶も何本かしかない。打てる距離やし、誰が見ても俺が打つべき場面やのに知らん間にパス先めっちゃ探してる。多分自信なくしてから潜在的に勝負から逃げてた。エッジに立ててなかった。ほんまにうんこマンやった。

そこから立ち直れたんは、間違いなくこんな自分をずっと信じてきてくれた仲間がいたから。全くシュート入らんのにパス出し続けてくれたり、お前のシュート信じてるって言ってくれたり、ほんまに全部しみたわ。ありがとう。おかげで今は自分が最強やと思ってラクロスできてて、めちゃくちゃ楽しい。ほんまにありがとう。ありがとうございました。

入れ替え戦では、もちろんシュートは自分の武器だから1本にこだわって決めに行く。でもそれだけじゃない。その場面によっては自分はつぶれ役にもなるしなんでもする。全力で走るし全力で当たる。チームが勝つためには何でもやる。その場その場での自分の役割、やるべき目の前のことを全力でやります。

今日で入れ替え戦まであと2日になった。あと2日になったからと言ってやることは今までとほとんど変わらないけれど、心情の変化は最近になって少しあった。

あと2日でこの4年間の自分のラクロス人生が終わることが確定している。11月4日以降はもうグラウンドに入ることはできない。何をどんだけ頑張ってももうスタンドから見ることしかできない。グラウンドの中でパスつないだり、走り回ったりすることはもうできない。どんだけやりたいなと望んでも、もう同じ時間には戻ってこれない。

だから、「今ってめっちゃ幸せやな」ってめちゃくちゃ思う。あと1試合たった60分のために、多分その試合で10本前後しか打たないであろうシュートのために、何百本も何百本も4Q、1点負けの場面を想像してシュート打って、練習する。正直こんなこと人生でもうないなて思う。だから今はめちゃくちゃ幸せやしすごく楽しい。

こんな幸せな今があるのも当たり前じゃないなって最近すごく感じる。自分たちの身の回りの人(部員、OBOGさん,コーチさん、親とか)もそうやし、自分からは目に見えない人たち(ラクロス協会とかグラウンド関係者さんとか)からも支えてもらってる。
まず部員がたくさんいてくれるからリーグ戦に出場できてるし、それはOBOGさんがまずラクロス始めてくれたこともそうやし、代々この部活を魅力的にしてくれたから今がある。コーチさんもいてくれるからこうやって活動できてる。ラクロス協会とかも自分からは少し遠くなるけど、リーグ戦の運営もやしその他いろんな活動がないと今の自分はないなって思う。ほんまにこんなん言い出したらきりがないくらい多くの人たちに支えられて今がある。

そういうのがあって初めて自分たちはあの入れ替え戦の舞台に立てる。
ほんまに自分が感じられてなかっただけでいろんな人から、たくさんの愛情を注いでもらってたんやな。今幸せに練習できてるんも全部周りの人の支えのおかげやなって思う。ほんまにありがとうございます。

この四年間、多くの人にいろいろ与えてきてもらったけど、自分がその人たちに対してできることはなんやろって考えたら、入れ替え戦の60分を全力で最高のプレーすることなんかなって。
それが後世の阪大ラクロス部にもつながるし、関西ラクロス、日本ラクロスの未来にもつながるんかなって思う。それが自分ができる唯一の恩返しやなって思う。全員で勝って未来に繋ごう。

11月4日、最高の舞台で、最高の仲間たちと、最高の興奮と最高の勝利を掴もう。

#4 平井崇博

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この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

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