MG 上田亜依

OBOGの皆様、保護者の皆様、そして阪大男子ラクロス部に関わる全ての皆様、いつも弊部を応援してくださり本当にありがとうございます。
今期スタッフリーダーを務める3回生MGの上田亜依と申します。

初めてブログを書く機会をいただいたので、普段話すことのない自分の本心について話してみたいと思います。どんな思いでこのチームにいるのかを。
最後まで読んでいただくと、私がどれほど熱い人間か、そしてどれほど冷たい人間か知っていただけると思います。
話をまとめるのが苦手なので、長くなってしまいますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

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まずは去年の入れ替え戦が終わったあとの気持ち。

涙も出なかった。ただ呆然と…「あぁ…負けたんだな」と。
後から悔しさがぐわっと湧いてきた。来年は1部で戦えない。
ただただただただ次の新チームで1部で戦えないことが悔しかった。来年は関西制覇できる自信があったのに

でも数日経って、本当に自分たちは1部にあがれるチームだったのか?と考えた。
スタッフ組織は本当にあれでよかった?やり残したことはない?



いっぱいあった。やり残したこといっぱいあった。

1年あったのに変わったことって何?私が成長したことって何?貢献したことって何?
もっとできることあったじゃん。なんでその現状がありながら自信満々に1部にあがれると思ってたの?

悔しいけど前を向くしかなかった。
続けていくしかなかった。新チームはもう動き出してるから。

そう思っていた矢先だった。



冬オフ。私にとって最もつらくて、全てが面倒で、初めて「辞めたいな」という言葉が口から出た時期だった。

2部残留が決まり、ただでさえ精神的に落ち込んでいたところに、「MGが2人になる」という現実を突きつけられた。
元々次世代MGは4人で、それでも少ないけど4人なら何とかなるかと思っていた。が、1人辞めることに。
3人も少ないけどまだ何とかなるか。が、もう1人辞めることに。
急に突きつけられた「MG2人」という状況。
お先真っ暗だった。
去年は9人いたMGが今年は2人。
2人で練習どう回すの?AとB分かれたらどうするの?不安しかないし、その不安をなくすために何をすればいいのかも分からなかった。

初めて「辞める」という言葉が頭をよぎった。辞めたい、というより「放棄したい」に近かったかもしれない。



でも、意外と立ち直りは早くて、「辞める」なんて雑念はすぐに消え去った。
なぜなら、「辞める」なんて選択肢は自分には鼻からないと気づいたから。
「辞める」なんて選択肢はない。
その言葉が頭をよぎったとしても、辞めようとは絶対に思わない。
わたしが辞めたらチームはどうなる?
ここで辞めたら、自分の大学生活どうなる?
部活辞めて勉強に集中できるの?

絶対辞めちゃだめじゃん、そう思った。
チームのためにも自分自身のためにも辞められないって思った。



私にとって「辞める」という選択肢は0.1%もない。でも、みんながそう思う訳ではないみたい。
私はたぶんこのチームの中でとても情熱的な部類の人だけど、1番冷たい人だと思う。
なぜなら辞めた人に対して心の中では「理解できない」と思っているから。

辞めていく人を見ながら、「あなた達が辞めたらチームがどうなるか想像しないの?」「チームのことは好きって言うけど、じゃあなんで残る選択しないの?」と何度も思った。

「チームのことは好き」「辞めてもチームのことは応援してる」
この言葉が私はきらいだ。
本当に好きなら残るでしょ、辞めないでしょ。
辞めたい人の辛い気持ちや、他のことに専念したい気持ちは分かる。でも偽善の言葉はかけてほしくない。なんの力にもならないから。力になりたいなら残って。

私には辞める選択をする理由が分からなかった。
もちろん身体のことや、どうしても部活と両立できない状況の時は理解して、快く送り出せる。でも「しんどい」「勉強に専念したい」「留学したい」
これは時間が経っても納得いかない。
私にはこの環境を捨てられる理由が分からない。

こう思いながら、私はなんでこんなに冷たい人間なんだろうと自己嫌悪にもなる。たぶんみんなは辞めた人のことをこんなふうに考えていないし、親身になって相談にもたくさん乗っているだろう。
そんな人に比べて私は冷たい人間で、心の狭い人だなと思う。

でもこう思うのは、私がとても熱い人間だからこそだと思う。

チームのことがほんとに好きだし、同期のこともめっちゃ好きだし、ここ以上にいい環境のチームはないと思う。一人一人が真面目で一生懸命で優しくて、常にラクロスのこと、チームのことには真剣に考えていて、人として成長できる環境がある。

だからそんなチームに最大限貢献したいと思いながら、毎日過ごしている。
でも、私も完璧な人間ではなくて、短気ですぐイラつくし、感情めっちゃ顔に出るし、雑なところあるし、優柔不断で、たくさんチームのみんなに迷惑をかけてしまってると思います。
本当にいつも申し訳ないです…。



そんな私が、ありがたいことにスタッフリーダーを務めさせていただくことになった。

次は、誰も辞めない、1部で戦える、そんなスタッフ組織を作りたいと心から思った。

だから育成に力を入れようと思った。1回生みんなにこのチームで役割、やりがいを見つけ、チームを好きになってほしい。辞める人を出したくない。そう思った。

今年の入れ替え戦前には、「やり残したことはない」「後悔はない」「自分たちは1部にいるべきチームだ」と、今度は確実にそう思えるようにしたい。
そう思って、日々練習に取り組んでいる。

まだ目指しているスタッフ組織にはなれてないと思うけど、確実に去年とは違う。
一日一日、少しずつ成長しているのを感じる。

今年の1回生のみんなは特に、やる気に満ち溢れていて、意欲的に取り組む子達ばかりで、その姿勢をとても尊敬している。
頼りないスタッフリーダーでいつも申し訳ないけど、常に成長することを忘れずに一緒にがんばっていこう。

最後は2,3回生スタッフに。
新チーム始まってすぐ、スタッフの人数は少ないし、2回生とはめっちゃ仲が良い訳でもなくて、うまくいかないことがたくさんあった。でも、このメンバーじゃないとあの時期は乗り越えられなかったと思う。
じんくん、しみちゃん、まりちゃん、ゆうり、はるこ。
一人一人責任感をしっかり持っていて、チームに貢献しようという強い思いを持ってる。人数が少なくても1人が3人分くらいの働きをしてチームの成長をとどまらせることなく支えてきた。
いつも頼りにしてます。ありがとう。大好きです。

大阪大学男子ラクロス部スタッフ
最高のスタッフ組織を求め続けよう。成長しつづけよう。
自信をもって入れ替え戦の場に立とう。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
必ず入れ替え戦勝利してみせます。今度こそ。必ず。

闘志

上田亜依

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この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

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