『チャンス』〜 #18 笹村禎得

OBOG、保護者の皆様、並びに阪大ラクロス部に関わってくださっている皆様、平素よりご支援、ご協力本当にありがとうございます。
3回生G#18 笹村禎得です。

大学入学から約2年半が過ぎ、高校までとは比べものにならないくらい時の流れの速さを実感し、ここまであっという間に駆け抜けていきました。3回生のブログでは、1,2回生を思い出して後輩に残していくようなブログを書くのはまだ早いと思ったのでこの半年、直近のことを書きます。

新チームが始まってすぐ、北海道民の自分でもクソ寒いと思うある冬の練習の日に右手親指を骨折しました。その日期末試験があり、教授に「パソコンで打ち込んで提出という形でもいいでしょうか」と尋ねると、「そんなことはあまり前例がないから頑張って左手でもいいから書いてみて、頑張って読むから」自分はその返答に無性に腹が立ったので、親指を使わずギリ読めるか読めないかの字でA4サイズ1ページ表裏びっしり埋めて提出してやりました。無事に単位取れました。その後病院へ行き、過去にも経験があったのでまた1ヶ月くらいだろうと思っていたが、診断結果は3ヶ月。

その怪我期間、どんどん上手くなっていく他のゴーリーを見て焦ってはいたが、いまの自分にできることを探して、ストレッチに力入れてやったり、復帰したらこういうのをやろうとインスタ見漁ったり。そして復帰した5月上旬、その時期は関東遠征とその後に七帝戦が控えていた。関東遠征は現実的でないが、七帝戦には完全に怪我前以上の状態にしたい。そう息巻いていたが、告げられたのはベンチ外。ラクロスやってて今まで泣いたことは記憶にないがこの時は夜な夜な泣いていた。(初告白)この涙は、もはや七帝戦の時期では怪我を言い訳にできない相当の時間が経っていたから、自分に対する失望のものであった。

それから2枚目になった自分は大きなチャンスをもらった。7/23の大経との練習試合でスタメンで出させてもらった。リーグ戦でもぶつかる相手、当然負けるわけにはいかない。ガンさんにこの結果次第でリーグ戦どう出すか決まるなぁなどと容赦ないプレッシャーを浴びせてもらい、ど緊張の中試合が始まる。初手でクリアミスし、その後もDFを上手く動かせず自分の調子も良くなく、3Qが終わって交代。これほど後悔の残る試合は無かった。自分が出ることでチームを勝たせることの難しさを身に沁みて感じた。

そして最近で思わぬチャンス。ワケあって9/9のKGとの練習試合でスタメンで出場した。リーグ期間中に関西トップ校との貴重な一戦。チームとしては入れ替え戦を見据えた緊張感、半年前の敗北の借りを返すこの上ないチャンス。個人としてもどこまで通用するか、ではなく勝たせなければいけない試合。この前の二の舞にはなるまいと意気込んだものの、しょーもないパスミス、勝負所での失点。周りにはセーブを褒めてくれる人もいたが自分は全くこの試合にしっくりこなかった。結果的には5失点に収まっただけで、DF陣に助けてもらってばかりであると、無力だとさえ感じた。

このまま今シーズンが終わっていいわけがない。目標は新チーム始動から誓った、1枚目になること。これは変わらない。
ここまでラクロスに、そしてラクロス部に熱を入れ込めるのは、心優しきゴーリー陣、俺をざるゴーリーと煽る同期、生意気でこれまたカモと煽る2回生、頼りにしっぱなしでいつも気にかけてくれる4回生、このメンバーだからこそ楽しくラクロスをやれているし、試合で勝ちたいと思える。
リーグ戦も折り返し地点。今シーズンの中でまだまだやれること、成長できることあります。巡ってきたチャンスを自分で掴んで離さず、一部昇格に貢献します。

ボクがここまで自分のことを語るのは珍しいと思います。赤裸々です。ご一読ありがとうございました。

闘志

笹村禎得

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この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

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