『覚悟』~#11 大槻凜太郎

OBOG保護者の皆さん、平素よりご支援ご声援をありがとうございます。

3回生MFの大槻凜太郎です。

入部して初めてblogを書く機会をいただき、これまで書き溜めていたメモをもとに、ラクロス人生これまでの思い、今思っていることを素直に書きたいと思います。

自分語りが多くなるとは思いますが、どうか最後までお付き合いください。

2023年8月26日。鶴見緑地の大阪教育大戦。ぼくはAチームで初めて得点した。パスを受けてランシューを打っただけだけどとても嬉しかった。ゴール後、グラウンドで、ベンチで、もみくちゃにされた。大きいかもしれないけど、みんなが喜んでくれている気がして幸せだった。(嬉しいことに、いつもだけれど、吟さんが1番にビッグハグで迎えてくれる。笑)みんなに応援されているんだと、1人で感動していた。たかが1ゴール、ぼくはまだまだ上手くなれるしならなきゃいけないけれど、調子に乗ってはいけないと思ったけれど、やっぱり嬉しかった。なぜなら、これまでたくさん悔しい苦しい思いをしてきたから。

あげ出したらキリがない。

最近でいえば、今年の5月、6月だったか。

3回生になって、「今年こそはAチームで活躍しよう」と考えた。リーグ戦が近づくにつれてAB分けがあってぼくは負けた。「1on1はいいんだけどその後のパス、シュートが足りない」2年生の頃からずっと同じことを言われ続けて、また言われてしまった。なにも成長してないのか、とモチベーションも低下し最悪な状態だったと思う。悠、あやと、馬場、けーすけがAチーム入りして、関東遠征には行けなかった。AチームとBチームの狭間にいたころ頃、広報プロジェクトのリーダーとして新歓のために画像制作をしたりパンフレットを作ったりたくさんの仕事をした。「すごいね!」「ありがとう!」と言われることは何か頑張りを認められているようで嬉しかったが、同時に、ぼくはなにをしているんだろう、チームになにをもたらせられているんだろう、プレーでなにもできていない、と、やるせなさ、もどかしさを感じていた。

何度も何度も悔しい苦しい思いをしながらも負けずに、負けても這い上がってこれたのははるとさんしゅんたろうくんがいたからこそだと感じる。どうしようもないぼくとここまで3年間も共にいてくれた。練習でうまくいかなかったとき、すぐにすねてしまうぼくを、何度もあってさすがにもう見捨てられるんじゃないかと思った時でも、ぼくのことをバカにしながら、でも、アドバイスをくれて応援してくれた。ラクロスのプレーだけじゃなくて生き方考え方まで導いてくれた。心を鬼にしてぼくを問い詰めてくださった。最後まで遅くまで自主練する姿があったから、ぼくの心が折れそうなときも練習することができた。間違いなく成長させてくれた。本当に感謝しています。

そして最近、同期の悠がぼくをまた目覚めさせてくれた。本気でファーストセット狙っているか?問いかけてくれた。覚悟が、断固たる決意が足りなかった。また、自分にとって高い目標だと勝手に決めつけて口にすることを恐れていた。悠、本当にありがとう。悠のひとことが、悠のひとつの行動が、ぼくをハッとさせ何かに気づくことがよくある。ぼくはなにも与えられていないと思うけど、あと1年ちょっと、最強の悠でいてください。

はるとさん、しゅんたろーくん、悠、4回生の皆さん、同期のみんなは、ぼくがちょっと落ち込んでる時とか何気ない時にアドバイスをくれたり優しい言葉をかけてくれます。涙もろいぼくはいつも泣きそうになっています。それくらい、ぼくはみんなに救われています。ほんとうにありがとうございます。

後輩たち、いつも刺激をもらっています。どんどんうまくなる姿を見て、負けてられないと頑張れます。ぼくには後輩からも喝を入れてください。

ぼくは昔から、自分に自信がなくて、結果や周囲からの評価を心配して、声を大にして、目標を宣言することすらできなかった。本気にならず言い訳を作っていたのだ、覚悟が足りなかったのだと気づけた今、ぼくにそんな恐る気持ちはない。いま、自分の役割を見つけて、できなかったことを本気で練習して、少しずつだけど、自分の考え、要求を口にして、ラクロスを楽しめている。このリーグ戦を通してどんどんうまくなってやる。プレーで恩返ししよう。ぼくのラクロスはこんなものじゃない。さあ高らかに宣言しよう。

一部昇格へのラストピースになる。

I carry the piano for the artists.
ぼくがチャンスを創出する。

闘志

大槻凜太郎

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この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

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