大阪大学男子ラクロス部に関わってくださっている皆様、平素より大変お世話になっております。そしてこのブログを開いてくださった皆様、ありがとうございます。
4年生FO#19の赤松風幸と申します。
このブログを書く目的は今シーズンの私の整理と記録、そして今後に向けての意思表明です。
かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけると幸いです。
【40.4%】
これは、昨シーズン一部リーグ戦の私の平均FOポゼッション率である。5割を越えていないということは、FO組織として負けている。つまり、その分を他のポジションに助けてもらわないとチームとして試合には勝てないということである。足を引っ張っていた。
シーズンが終わり、自分はもう4年生で後1年しか残っていないこと、これまでの3年間のラクロス人生でなにも目に見える結果を残していないという事実に向き合わなければならなかった。新チームのことも考える時期だったので、チームミーティングでは「なぜラクロスをするのか」「どんな自分になりたいのか」「なぜ関西制覇をしたいのか」などの問いについて考えることが多かった。昨シーズンの成績を重く受け止めた私の答えの中心にあるのは、なにか崇高なビジョンのようなものではなく、ただ「自分の実力を証明し、結果を残すこと」だけだった。やるからには何かを成し遂げるというプライドが終わり際になってようやく表れた。
この時から「結果、結果、結果、」と私の頭の中でずっと反芻されている。この考え方が今シーズンの私のすべてである。しかし、これが最善かはわからない。ラクロス界にいると様々な考え方に出会う。「ラクロスを通じて○○な人間になる」「チームとして○○という理念を達成する」「勝ちだけを求めるのが全てではない」など。どちらかと言えば、今シーズンに入るまで私は後者の考え方をしていた。しかし、シーズン直後は余裕もなかったし、頭で考えて当時の自分を突き動かす何かを導き出すことはできなかった。だから「結果を出すこと」に振り切った。
「結果」を第一に考えながら、キックオフを迎えたころの春、ちょうど色々な機会に恵まれた。FO界で実力のあるACLの真也さん、ジベタさん、FALのビクターさん、STEのネオさんと一緒に練習をした。それぞれの人と練習する日をマイルストンとして、準備をした。この時期は特に試合がなかったので、このビッグネームの人たちを倒すことを考えるようになっていた。実際に対人練習にはこの人たちを倒すことを本気で考えて臨んだ。結果的に負けることが多かったが、その中でも確実に準備してきたものに手ごたえを感じた。何より本気で倒すことを目指してプレーすることで、本質的な反省が出てきたし、その想いに応えてくれるように親身にFBを返してくれて、FOについての学びがかなり深まった。ここからうまい、強い人とされている人を倒しに行くことが最も成長に繋がると学んだ。そして、関西セレクションメンバーに選んでいただくなど、徐々に自信をつけていった。
さらに、このような機会を通じて今シーズンの私の根幹となっているある重要な考えに巡り合った。
「あの人うまい人や、、、有名な人や、、、関東の社会人や、、、○○大学や、、、」
そんな風に無意識に相手を自分より上に位置付けるような気持ちは捨てなければならない。試合や練習で対峙するときは同じ土俵に立ち、おれの方が強い、おれの実力をわからせる、そういうメンタルで臨まないといけない。ある人はそこが差になって負けることもあると言っていた。この時期に関東の一部校に武者にも行ったが、何とも言えない空気感の対人の中で彼らからもそういった精神をひしひしと感じた。こいつらに勝つにはやっぱりこのマインドが必要だと確信をもった。また、もちろん皆強いのは確かであったが、一年生の頃から勝手に頭の中に刷り込まれていた「関東様」みたいなものを払拭することができた。プレーヤーとしての視座が関西を越えて、関東にまで高まるきっかけとなった。
このようにある程度のプレーヤーベースができた状態で、春からリーグ前までのトップリーグや七帝戦に臨むことができた。各試合の結果、つまりポゼッション率でいうとかなり良かったのかもしれない。しかし、ある一つの課題を中々克服することができなかった。それは「チームを勝たせるFOをすること」である。FOとはポゼッションを取るだけのポジションではなく、流れを操作するポジションであると考えている。トータルで相手よりもポゼッションを取っていたとしても、自チームの流れを加速させたい時、流れが悪い時、失点してしまった時、緊迫した試合終盤の時などにポゼッションを取る、あるいはブレイクからチャンスメイクができないと、チームを勝たせることはできない。私はこれができなかった。そして、これを解決できないままリーグ戦初戦VS同志社まで持ち込んでしまった。結果的に、イリプロを二回もしてしまいチームが負けた要因となってしまった。この経験から、上述した試合状況を想像しながら、シャドーや対人をする機会を意図的に作り出し、ゲームを想定した練習にこだわった。そのおかげで、まだ再現性は完璧ではないものの、リーグを通してチームを勝たせるFOを体現できてきていると感じる。
ここまで自分の意志で全てやってきたかのように書いているが、結局のところ、私は多くの外的な要因に突き動かされているに過ぎない。なんの実績もなく引退の時期が迫っていること、強い阪大FOを継承すること、世代No.1(いずれ)の後輩がぐんぐん下から突き上げてくることなどである。
そんな私でも、トップリーグ決勝や負けたら終わりのリーグ戦を何度も経験し、一つだけ自分の想いが形を成したと感じている。それは、今よりもっとできるだけ高い舞台で自分の力を試し、そこから何が見え、何を感じるのかを確かめたいというものだ。決勝とか負けたら終わりとか、とてつもなく責任がのしかかるし、体も重いし、はよ終わってくれなんて思う。そんなぐちゃぐちゃな状態の中で、「でも自分やってきたやん、やることやるだけ。」とこれまで培ってきた技術や思考力、メンタリティに自信をもって、立ち向かっていくあの瞬間が最高にワクワクして楽しいんだと体感した。まだまだ足りないし、ここで終われない。まずは必ず関西ファイナルの景色を見る。
先日のリーグVS京都を引き分けたことによって、私たちは自力でファイナル3の出場を決めることはできなくなった。しかし、幸運なことにも他のチームの試合結果により、次のリーグ戦最終節VS大阪経済で勝利することでファイナル3の出場権を得られることになった。まずは、この試合で勝てるかどうかに今年のチーム力が表れると思っている。これまで何度も自分たちの手で関西制覇への道を閉ざしてきた。変わらないといけないと言葉にされ続けていたけれど、変わることができなかった。けれども、みんながこのチームに属している一員という自覚を持って自分の役割を全うした時、チームを勝たせる要素になると私は信じている。今度こそ自分たちの手でファイナル3を掴み、そして関西制覇をする。
これまで関わってくださった皆さんありがとうございます。感謝は引退する時にまた伝えさせていただきます。
いきがった文章で出すのも恥ずかしいです。
でも、全ては結果で見ていただけると嬉しいです。
「証明、輝く、主人公モード、わからせ、ぶち抜く」
#19 FO 赤松風幸

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