【2026】「どうにかなる、なんとかなる」/2年 DF #43 竹森悠人

まずはじめに、OBOG、保護者の皆様、阪大ラクロス部に関わってくださっている皆様、平素より多大なるご支援・ご声援をありがとうございます。2回生ロングの#43竹森悠人です。これが初めてのブログとなるので、今までのラクロス人生の振り返りとそこから学んだことを綴りたいと思います。思いが溢れて長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでくれると嬉しいです。

大学入試が終わり、中高ともに何事も中途半端だった自分は、大学では何か本気で打ち込みたいなと漠然と思いながら入学した。だから最初からサークルではなく、なにか部活に入ろうかなと考えていたが、高校でやっていたバドミントンもそこまでやる気にならず、大学で何をしようかずっと迷っていた。

そんな中、友達に体験会に誘われた。僕は無料でご飯が食べれるからという理由だけで体験会に参加した。そこでめちゃめちゃごつくて黒い人に会った。今年のチームのエース、うっしーである。

体験会では、うっしーさんにパスの相手をしてもらった。教え方がうまく、気づけばパスに夢中になっていた。その後のご飯で、うっしーさんが2年生で関西新人王かつ得点王をとった怪物であることを知った。日本一を本気で目指すことの楽しさ、関西の中で最強のプレイヤーを目指すことの楽しさなどを教えてくれた。

「大学生からでも日本一を目指せるのか、大学生でここまで熱狂して何かにのめり込んでいる人がいるのか」

入学してからずっと悩んでいた

「大学で何をするか」

それがたった1日、一緒に練習して話を聞いただけでなんとなく答えが見つかった気がした。

「この人とチームメイトになりたい。この部活の一員になりたい。」

そう強く思って、気づけば入部していた。

自分はどのスポーツもオフェンスよりもディフェンスが好きなタイプで、入部前から漠然とディフェンスをやろうかなと思っていた。入部後すぐの試合で仁和さんがボールダウンしてるのを見て、自分もあんなふうにボールを落としたいと思い、いずれロングをやることを決めた。そして初めて買うメッジの番号は「12」にした。

そのため、最初からDFメインでプレーしていたが、同期は個性的な人ばかりで練習はかなり楽しかった。今まで何となくスポーツをやってきた自分にとって、動作を一つずつ言語化しながら練習するのは新鮮で興味深かった。僕個人としては、サマー1か月前の合宿から少しずつ1on1で落とせるようになった感覚があり、成長を感じられて充実感があった。

練習をしてるうちにあっという間にサマーがやってきた。オフの日チームで自主練して、戦術もよく話し合ったので勝てると思っていたが、結果は予選敗退。しかも2試合目試合開始1分後、人生で一番の大怪我、右前腕尺骨骨幹部が折れた。

「試合に出たい。勝ちたい」

その思いはあるのに、腕の痺れは止まらず何も握れない。何もできない無力感と悔しさを胸に救急車に乗った。救急車で痛みに耐えながら

「もっとあの場面を理解していれば。もっと自分がボール落としてクリアを上げていれば。」

実力不足による後悔が押し寄せて来て、その気持ちで押しつぶされそうになった。その自分に追い討ちをかけるように、搬送先の病院で「完治は最短で2.3ヶ月だが、最悪の場合一生くっつかない」と言われ、サマーのプレーでの後悔と、ラクロスが一生出来ないかもしれないという絶望で、家に着いてから涙が止まらなかったのを覚えている。

その後の一回生チームでは、一生治らないかもしれないという不安と、プレーが全くできてない自信のなさが歯止めとなり、チームに対して何も還元できなかった。1回生チームは、自分が何もできないまま負けて終わった。「もし怪我をしていなかったら」というタラレバを思うと同時に、自分のチームにおける存在意義を見失っていた。思い返せば、当時のチームの雰囲気に対して「本当にみんな勝ちたいと思っているのだろうか」と疑問を抱く瞬間もあったが、それに対して何も発信せず、プレーしていないことを言い訳にして目を背けていたのは、他でもない自分自身であった。怪我を言い訳に周りに要求することから逃げ、ただ傍観していた自分が非力で、情けなくて仕方がなかった。

「サマーでめちゃめちゃ後悔したのにその後結局変わってない。治らないかもしれないなんて考えても何にもならない。そんなことをしていると、何も得られずに4年間終わる」

何かを変えなければならない。そう考えて僕は、まずは自分の怪我が治ることを信じて、毎日骨活ストーリーをあげることと、マシンでの脚トレを習慣化した。効果があったか分からないが、炭酸ジュースなども禁止した。続けていくうちに怪我に対する自分の考え方が変わり、怪我は自分の人生の試練であり、今は辛いけどいつかは絶対晴れが来ると思えるようになった。骨活では、自分に甘えたような食事も投稿したこともあったけど、毎日の骨活やリハビリを続けたことが自信となり、今となってはその積み重ねのおかげで治ったと思えている。本当に治るか不安で続けるのがキツくなった時はあったけど、「まあどうにかなる、なんとかなる」と思って続けた。難しいことだが、怪我をしたら自責しすぎず、楽観的に自分をひたすら信じることが一番大事だと思う。

怪我で辛かった時に支えてくれた家族、Frc、部員のみなさん。名前をあげればキリがないほどに、多くの人に支えられました。本当に感謝しています。ありがとうございます。

2026年2月27日、折れてから170日。当初は治らないかもしれないと言われていた骨折が治り、復帰できることになった。自分を信じたことが報われて本当に嬉しかった。

ただ、復帰してからは正直めちゃめちゃ辛かった。復帰前に描いていた自分の理想像とはかけ離れていたし、サマーの時よりも下手になっていた。全てが下手で何から始めればいいか分からず、毎回周りとの差に圧倒されていた。
練習を続けていくにつれて仁和さんなどの阪大の先輩方や、インスタで上手い他大の方に教えてもらうにつれて、少ないながらもできることは増えていった。ただ、その時も先輩に何回も同じことを言われてるのに全くできるようにならない上に、1回できたこともすぐできなくなる自分が本当に嫌だった。上手くなるビジョンなんてものは全く見えず、

「辛い。逃げ出したい。もうやりたくない。」

そう思う日々が続いたが、「どうにかなる、なんとかなる」と思ってギリギリで練習について行っていた。

そのような状況が続く中、Bリーグの近大戦があった。復帰してから結構時間が経っていたが、同期のけんしんや木下が活躍する中、自分はベンチから見ることしかできなかった。失点した時も、試合が引き分けで終わった時も、自分が代わりに試合に出て活躍して勝ちたいと強く思ったが、実力不足のために試合に出れない状況や、自分が出ても100パーセント活躍できると言い切れる自信がないことが、ただただ悔しかった。帰宅してから、自分は今まで心のどこかで、「怪我をしていたからしょうがない、復帰したてだからしょうがない」と考える癖がついていることに気がついた。とてつもなくダサいが、ずっとそう言い訳していたように思える。そう気づいても、辛い時にはそう言い訳してしまう癖が治らなくて、本当に情けなかった。

どうやってその癖を治そうと途方に暮れている時、自分を大きく変える出来事があった。
ヤンマースタジアムでの開幕戦である。有名人がよく来るような場所で、観客は普段の試合では考えられないような人数。そのような場所で試合ができる機会を羨ましく思うと同時に、Aに上がる兆しもない自分の実力不足を痛感して悔しかった。アップの手伝いが終わり観客席に戻った瞬間、あすとさんのスタメンコールを聞いた。彼は自分よりも苦しい状況で、自分よりも長い間離脱していた。その彼が苦悩を乗り越えて、こんな大舞台にスタメンで出ている。鳥肌がたった。今までどれだけ言葉を並べても消えなかった言い訳が、その背中を見た瞬間に全て消え去った。ものすごく勇気をもらえたし、自分もこうなりたいと思った。

あすとさんの姿を見て、「あの人はすごい」と憧れるだけで終わることだってできる。ただそれは自分の可能性を信じなくなることに他ならない。

しかも今の阪大ラクロス部の環境はすごい。開幕戦という大舞台でプレーできたり、当たり前のように毎日グラウンドが使える。それに加えて動画やデータ撮ってくれたりテーピングしてくれるスタッフ陣、忙しい中練習に来てくれるコーチ陣、いつも支援してくださるOBOG、保護者の方々、他にも様々な方に支えていただいている。そんな環境がある中で、なあなあに練習するのはめちゃめちゃ勿体ない気がする。

そう思って、その日から言い訳しないこと、人一倍考えて人一倍多くやることを決意した。そうは言っても結果はそう簡単に出るものではなく、現在も上手くなっている感覚があまりないままである。ただ、そんな中でも「どうにかなる、なんとかなる」と前向きに努力し続ける必要があるし、開幕戦のような大舞台でいつか絶対に活躍するんだと思って練習に励んでいる。まだまだ下手くそな自分であるが、やっぱりこのチームに貢献したいし、自分がいたから勝ったと思われたい。そうなるために今後もめげずに努力を続けていく。

長くなってしまったが今までの自分のラクロス人生を振り返ってみると、僕は「どうにかなる、なるようになる」という言葉に、何回も救われてきた。この言葉は唱えるだけで心の奥底が軽くなる感覚があり、辛い時、もうやりたくないと思った時にいつも唱えていた。

チャンスは準備された心にのみ降り立つという言葉がある。次の試合、ミスや想定外の展開で気持ちが下向きになることも沢山あるかもしれない。そんな時こそ、自分がやってきたことを信じて、「どうにかなる、なるようになる」マインドで、勝者にふさわしい、準備された心を作ろう。試合中は皆、下じゃなく前を向き続けよう。そうすれば必ずチャンスは来る。まずは立命戦、みんな絶対勝とう。

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この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

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