2025 1年生ウィンター予選ブログ #6 MF 畚野信之介

初めに平素より大阪大学男子ラクロス部を応援してくださっているOBOGの方々、保護者の皆様、いつも多大なるご支援・ご声援をありがとうございます。1回生MFの畚野信之介と申します。

上回生のブログと比べると拙い文章ではありますが、お付き合いください。

「夢」を語らなくなったのはいつからだろうか。

幼い頃はスーパーヒーロー、体操選手、サッカー選手と色々な夢を持ち、口にしていた。それが叶うのが当然かのように。なのに、いつの間にか「夢」から「現実」を見るようになった。

「中学の部活程度ではサッカー選手なんて無理だ。」

「公立の高校では選手権5回戦突破なんて難しい。」

心のどこかでいずれ負けることを当たり前のように思いながらプレーしていた自分がいた。そんな自分に飽き飽きし、大学ではスポーツなんてやめて、起業の勉強や準備をしようと思っていた。
そんな時、高校のサッカー部の先輩たちと受験の合格祝いにご飯に行くことになり、そこには3回生OMF森口晴介くんもいた。彼の「今からでも日本一になれるスポーツ」という言葉を聞き、僕はラクロス部の新歓へと足を運んだ。

新歓では、晴介くんと同じく高校のサッカー部の先輩である赤峰くんや、新歓で出会ったぐらさん、風幸さん、馬場さんなど多くの先輩に声をかけてもらいラクロスの楽しさに触れさせてもらった。

さらに大きな出会いをする。去年のリーグ戦得点王と新人王であり、チームのエースである3回生ATの牛田慎之介さんとの出会い。下の名前が同じ”しんのすけ”ということもあり、気にかけてくださって、慎之介さんの指導でどんどん成長でき、いつの間にかラクロスの虜だった。気づけば新歓なのに夜8時まで練習して帰っていた。
慎之介さんの大きな背中に魅せられ、僕はもう見ることのないと思っていた「夢」を再び見て、「なにものにもなれない」と感じていた退屈な日々の終わりを予感し、胸が鳴った。

入部してからオフの日でさえ、慎之介さんと朝からラクロスをして、ぼんやり見える理想の自分を追い続けた。できていたことが次のステップに進むとできなくなる、そんな一進一退の毎日に楽しみと悔しさとまどろっこしさを抱かせてくれるラクロスをどんどん好きになった。

だけど、現実はそう甘くなかった。
試合が始まると毎日がラクロスでの課題の山。努力していると思っていた自分が恥ずかしくなったし、のびのびと楽しんでいたラクロスが失敗を恐れ避けるラクロスへと変わっていった。
掴みかけていたはずの理想の自分の背中はするりと自分の手から離れていき、次第に見えなくなった。

「やっぱり、なにものにもなれないのか。」

そんな時に慎之介さんのブログを読んだ。

「苦しさを楽しみ乗り越えられる人間」

想像を絶するほどのエースとしての責任と重圧。それすらも力に変え、進化し続けるエース。近づきたい、そんな存在になりたいと思った。

その時、ぼんやりとした理想の自分の正体を僕は、はっきりと掴んだ。

「チームの絶対的エースであり、精神的支柱になりたい。」

そんな存在になりたいと無我夢中で駆けた。
そこからは空回りの連続。
自分が点を取ることに固執したし、自分でボールを奪うことに必死になった。
サマーでは全部一人でしようとして自滅。僕のせいで予選敗退させてしまった。
もう1チームは準優勝。

悔しくて、悔しくて、悔しかった。

そこから次の京都カップまで、足りないと感じたことを先輩に聞いてまわり、アドバイスお願いした。「もっと!もっと!もっと!次こそは!」と意気込んでいた自分をだんだんと忘れてしまっていた。

京都カップでは、始めて間もない66を言い訳に、自分の活躍するビジョンが見えないと嘆き、迷い、失敗し、自分のミスのせいで失点し敗退させた。サマーと同じような感覚。何も変われちゃいなかった。

「挫折に酔っていた。」
ただ悔しがり、反省しただけだった。
学びのない挫折にドラマはなかった。

このままでは、なにものでもない自分のまま4年間を終えてしまう。
学び、歩み続けようと決意した。
朝の練習終わりに樹と2時間シュートの練習をしたし、夜遅くまでクロスを振った。一歩、また一歩と理想の自分に近づくために。
一歩踏み出せたと思えば、その一歩の着地は大失敗。足首の靭帯を損傷。
もし昔の自分なら周りの成長に落ち込み、歩みを止めただろう。
それでも自分にできることを探し、前を見続けた。
自分のロールモデルを見つけるためにNCAAを見漁ったし、基礎を見直すために壁と向き合った。

しゅんたろーさんの縁でじゅんぽさんとお話させていただく機会をいただき、理念、チームのあり方など、今まで自分にフォーカスしていた視野が大きく広がり、チームの中で自分が何を今成せるかを考えるようになった。怪我でチームへの貢献度はマイナス。ただ復帰するだけではなく、強くなって帰ってくるしかない。この思いを胸に、今に至る。

ウィンターに万全かどうかなんてわからない。むしろこれから万全なんて一生こないだろう。
どんな状況でもその中で歯を食いしばって捻り出したプレーが自分の実力の全て。
どんなに最低な状況でも「チームの絶対的エース、精神的支柱」はチームを勝たせる最高の仕事をする。そんな存在になるためにどんなに転んでも立ち上がるための「再起する足腰」を得て、「考え続ける葦」になろうと思う。

35期のみんなへ
日本で一番長い1回生チームにしよう。

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この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

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