はじめに、OB・OGの皆さま、保護者の皆さま、平素より阪大ラクロス部を応援してくださり、ありがとうございます。
皆さまの声援が力になっています。変わらぬご支援のほど、お願いいたします。
今期FOコーチを務めます、奥村心です。
FINALではひとつ、FO・ウイングにもご注目ください。
先日、ある同期から一通のLINE通知があり、開いてみると京大戦のLIVE配信の切り抜き動画でした。
Q間で人物紹介をやっているようです。
以下、コメント抜粋:
「こころさん、あ、おるんや、みたいな。モノレール乗ってても、あっ一緒やったんや、みたいな」
「ちょっとなんかレアキャラ感ある、おぉ~みたいな」
……評価は他人がするものだと思い知らされるひと幕でした。
残りのコーチ生活、存在感を出せるように頑張ります。
とまぁ、そんなことはさておき、せっかくブログを書く機会をいただいたので本題に入ります。
・上回FOerのプチ紹介・メッセージ
・FINAL3に向けて
の2本立てでいこうと思います。
思いついたことのなぐり書きなので、読みづらいかと思いますがご容赦ください。
①上回FOerのプチ紹介・メッセージ
3回生 赤峰悠斗
【プロフィール】
・関西ユースの1枚目FOer
・試合前はエメマン派
・いいふくらはぎをしている。本人も自覚している。
・彼の人望は厚く、各方面からのハラスメントが絶えない。本人は嬉々として受け入れている模様。
・よく健康相談に乗ってくれる。
悠斗へ
不器用なところ、チビなところ、なんとなく自分と重ねて見ています。傷ついたらすみません。
学生のときは気さくなキャラやったのに、コーチになってモラハラ化した俺にちょっとビビり続けているのを感じています。ごめん、だいたい風幸が悪いです。
2回生のときから、上回生のトップ層に喰らいついて、やられては一丁前に萎えてるところ。
馴れ合いみたいな武者文化が常態化している昨今、明確に敵扱いしているところが好印象だった。
その姿勢が今の地位に繋がっているのだと思う。
今年はAの試合ではしんどい場面で出番を用意することが多く、一方でBの試合では「勝って当たり前」と言われ、かなりタフな戦い方を要求してきた。
メンタルが強いのか、強がるのがうまいのか定かではないけれど、どんな場面でもパフォーマンスが落ちることなく、気丈に振る舞ってくれてありがたかった。
FINALでもしんどい場面で託すことがあるかもしれない。無茶な要求をするかもしれない。
黙って引き受けてほしい。
あと、ひとつだけ。
来年は誰にも負けるな。
足りないとしたら自信だと思う。
相対的な自信ではなく、絶対感を持つこと。技術の積み重ねと同じくらい今の悠斗には大事な要素だと思う。
学生最強になって、強い阪大FOユニットを継承してください。
いつも見に来てくれている親御さんに恩返ししてください。
ずっと応援しているし、できるサポートはします。
P.S. 後輩FOerには優しくしてください。
4回生 赤松風幸
【プロフィール】
・今季関西リーグ(たぶん日本)最高ポゼッション率ホルダー
・特技は道行く犬と目を合わせ、じっと見つめてもらうこと
・出会った中で一番美味しそうに飯を食べる
・2年前の七帝戦で、4年の僕を部屋の外に締め出して寝ていた。その後も悪びれる様子はなかった
風幸へ
動物愛護団体からのクレームに追われていることでしょう。世が世なら打ち首です。
1年前、入れ替え戦が終わったあと「勝ちを求めるだけでは、あと1年間走りきれない」って言ってたな。
それを見て、「来年もせいぜい知れてるかな」って思ってた。
それが今は、誰よりも貪欲に結果を求め、頼りになる存在になってくれた。
思い返すと、常に何か感じ取ろうとしていたと思う。
これは教えてどうこうなる類の話ではない。
この姿勢がターニングポイントをものにすることに繋がったのだと思っている。
最初に「いけるかも」と思ったのは、2月のKGとの練習試合前のウイング練。
初めて俺に勝ち越した早稲田戦のときの対人。
リーグ戦初戦の同志社戦後。
いろんなチャンスやピンチから、何かを感じ取り掴んできた。
そして――京大戦の同点弾。
あれがFINALへの道を繋ぎ止めたのは、紛れもない事実。
まだ言うのは早いけど、あの同点ゴールが決まったとき、コーチしていて良かったなと思った。
これから先も、勝利を手繰り寄せる一手を期待している。
馬場となんかゴニョゴニョ言い合うのも楽しみです。
②FINAL3に向けて
決戦を直前に控え、どんな気持ちですか?
勝敗への不安もあるだろうし、過去への後悔もあると思う。
たぶん、ぐちゃぐちゃだと思う。
すべて噛みしめて臨もう。
この感情は一生モノです。忘れないでいてください。
京大戦の前にも言いましたが、これからの試合は“内容”は問わない。“誰か”とかではなく、“全員”がそれぞれ勝ちに繋がる役割を責任を持って担ってくれないと勝てない、そんな試合です。これはコーチであろうが、スタッフであろうが、1回生であろうが同じです。
ちょっと脱線します。
僕は、学生スポーツにおいて「勝利を追うこと」以上の価値は存在しないと思っています。
そこから逃げると、途端に陳腐になる。
勝たないと証明できないことは多く、“中長期的に強い阪大”とやらも、一戦一戦の勝利を積み重ねていった延長線にしか存在しないと思っています。
これは、自分が現役のときに一部で戦えなかったことへのコンプレックスからなのかもしれないし、他大から聞こえた「阪大っていいチームやけどな(笑)」みたいな声が腹立たしかったからなのかもしれない。
理由は崇高なものではない。
上位争いから離れている期間が長ければ長いほど、その温度感・ヒリヒリ感をイメージするのは難しくなり、更に上位争いから脱落する。
その結果、勝敗以外の何かに「頑張ったこと」を求める。
スポーツをしているとよくある話で、仕方ない部分もあると思う。でもそれで終わりたくないし、終わってほしくない。
正直、みんなのことを見ていて、「ほんまに勝ちたいんかな?」って思うことも多々あった。自分に甘いなと思うこともあった。この代だからとかではなく、僕が携わった代の阪大はだいたいそうだった。責任の一端は自分にもある。
それでも、主将の藪﨑をはじめ幹部の働きかけで、頭でっかちで手が動かなかった阪大から、少し脱却できたと感じている。
いろんな巡り合わせもあり、今回FINALに挑戦できる。
まだ何も成し遂げていないけど、長い間遠ざかっている“強い阪大”を取り戻せる、またとないチャンスだと思う。
改めて聞きます。
・目標に対して、直線的な努力ができたでしょうか。
・その努力は、勝利に結びついていますか?
不足していた部分はもちろんあるだろうけど、胸張ってやれたと言えることもあるはず。
泥臭く、結果にこだわり抜いてやりきろう。
最後に。
阪大の動向を一緒になって一喜一憂してくれた先輩方、同期・後輩には本当に感謝しています。
試合結果に連絡くれたり、宿貸してくれたり、飯行ってくれたり、愚痴を聞いてくれたり。
僕のコーチ活動は、大げさじゃなくその人たち抜きには回らなかったです。
これまで必死で繋いでくれたものに、結果で応えられるよう、僕にできるサポートを最後までやり抜きます。
勝ちましょう。
不屈。

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