OB,OG,また大阪大学男子ラクロス部にかかわるすべての皆様、平素より多大なるご支援いただきましてありがとうございます。1回生G#79の西山慶弥です。
仲間のブログを読むのは好きなのですがいざ自分が書くとなると筆は進まないものです。なので自分のこれまでの経緯、ウィンターへの意気込みを綴ろうと思います。長々と拙い文章が続くかもしれませんが、ご一読いただけると幸いです。
試合中や練習中、いつもでかい声で何か騒いでいるが、実は私は自分の意見を他人に伝えるのが得意でない。チームミーティングの時も顕著に出ていた。みんなには見透かされていたが。ではその理由は何だろうか。他人の目を異様に気にしてしまうからだ。自分の意見は他人からどう聞こえているだろうか。自分が言いたいことはAだが他人から見たらBにも見える。そんなことを感じながら日々生きている。なのでこのブログでは自分の気持ちを率直に書いてみることにする。
大学に入学して、しばらくたってからラクロス部の新歓に参加した。というのも、もともと大学ではサッカーする気満々だったからだ。私はやるなら本気でやりたいという思いがあったので部活にしかあまり興味がなかった。たまたまグランドに行ったときにラクロス部がショットフェスしてて、参加してみた。そしてそのあとに現2回生のこうがさんとご飯に行き、ラクロス部の熱意、本気度を語ってもらった。実はあの時はそんなに熱くなれてませんでした、すみません。このままサッカーを続けるのもなんだかなと思い、大した熱量もないままラクロス部に入部してしまった。ただ、サッカーと似たようなポジションがあることは知っていた。実際、ショットフェスも打ってる瞬間はあまり楽しくなく、相手の渾身のショットを軽々と止めたゴーリーの気持ちを想像するほうが楽しかった。
新歓の意気込み発表で、みんなが3冠とるとか日本一とるとか言ってる中、自分は「日本一のゴーリーになる」としか言っていなかった。勝ちにもこだわりたいがそれ以上に相手の全力のショットを涼しい顔で止めるほうが楽しい。そして気持ちがいい。私は他人のためとか仲間のためとかではなくて、自分のためにラクロスをするのだと思った。
最初のうちはショットの練習とかパスの練習とかが中心だったので、部活に入ったことを後悔していた。特に自分はショットができな過ぎてほぼ適当に打っていた。ゴールを守る者として、ショットを打つ側の気持ちを知る。それが非常に重要なことだと気づいたのは最近になってからだった。
そして6月、ついにゴーリーとしてのセーブ練習が始まった。今までの練習とは違い、自分の好きなことができる。これぞ自分が求めていた部活での自分の姿だった。ショット練でみんなのショット止めたときとか嬉しかったし、やってて楽しかった。実際結構止めれてたし、ちょっと自信がついた。
しかしある日、OFコーチのはるとさん、DFコーチのゆうぞうさんとけいごさんとショット練をした。自分の無力さがあまりにも悔しかった。それほどまでに止められず、不甲斐ないゴーリーだと自認した。あの時初めてラクロスで涙を流した。ちなみに泣きながらゴーリーしてました。
そこから何日か経ち、おうすけがゴーリーになった。彼がゴーリーを初めてからしばらくはさすがに自分のほうがうまいと思っていたが、日に日に成長するおうすけを尊敬していたが、その反面焦っていた自分もいた。今となっては良き仲間かつ良きライバルだ。お互いに高めあっていこう。
サマー予選の約一週間前、ショット練中にアクシデントが起き、私は救急車で運ばれた。そのケガのせいでサマー予選に出ることができなかった。へこんでる暇はない。早くケガ前の調子に戻るんだと意気込んだ。しかし、復帰した当日のショット練の最中、急に涙があふれてきた。自分でもわからない。もうショットを受けるのが怖い。ある種の軽いPTSDになっていたと思う。そんな状態が2,3日続いた。サマー決勝トーナメントまで2週間しかないのに俺は何をしているんだと自分のことが嫌いになったこともあった。そんな不安で迎えたサマー、スタメンで出させてもらった。不安要素は払拭されないままだった。しかし、気迫あふれるDF、勝負所でしっかり点を取るATとMFを見て、弱気になっている場合ではないと心を引き締めて戦った。私には自分の不安、弱さ、緊張を大きな声でかき消そうとする癖がある。だが、この日は仲間を思って本気で声を出していた。気づいただろうか。先ほどは自分のためにラクロスをすると述べていた自己満なやつが、この日を境に仲間を意識しだした。この日は私のラクロス人生の一つの分岐点であると思う。だからこそ、決勝戦で負けたときは自分でもびっくりするぐらい悔しがってたし、仲間が悲しんでいるのを見るのはもっと悔しかった。
この日から意識を変えた。一つ一つの練習の意味、意図を考え出し、自主練でも、目的、意識を持つようになった。これなら京都カップは制覇できる。そう自信をもって挑んだ京都カップも個人としては予選の時点で4失点もし、決勝戦ではサドンビクトリーで決められて負けた。自分の努力の量、質ともに足りなかったと証明される負けだった。勝負どころの強さ、しんどい時のメンタルの管理。学びの多い敗戦でもあったと思う。そこから自主練の量、解像度ともにあげ、ウィンター予選に臨んだ。
ウィンター予選の同志社大学と戦った時、チームは最高の状態だと思った。実際にそれは試合の内容、結果に表れ、サマー予選で敗北した雪辱を晴らすことができた。私個人としてもよい試合内容だったと思う。だがその後の合同戦、チーム状況は決して良いといえるものではなかった。声の量も少なく、基本的な技術でのミス。自分が出ていない試合でどれほどチームに寄与できるか。考えさせられた瞬間だった。この答はまだ模索中で、このウィンター決勝ステージでもし機会があれば見つけようと思う。
あまりに長くなってしまったのでお世話になった方への感謝の言葉を述べて終わりにします。
ささむーさん、ゆうとさん、おっしーさん
何も持たない僕にゴーリーとしての技術を教えてくれた先輩方には感謝してもしきれません。先輩方はみんなラクロスに真摯に向き合って、自分の課題を見つけて修正していてとても尊敬しています。特にブラザーのおっしーさんのフィードバック非常にありがたいです。ほんとうにありがとうございます。
一回生コーチ
僕たちにラクロスを一から教えてくれてありがとうございました。コーチたちみんな個性があって面白くて、ラクロスもうまくて人柄もよくていいところばかりです。僕たちがこんなにラクロスに熱中できているのも皆さんのおかげだと思います。ウィンターが終わってもグランドに顔を出してほしいです。泣いて喜びます。あと二日、一緒に全力で戦いましょう!
同期のみんな
34期は役者揃いだと思ってます。ひとりひとりがほんとにおもしろくて特徴あって、優しい人ばかりです。そしてみんなBlastしてラクロスを楽しんでいるように見えます。AT、MFの人はショット練付き合ってくれてうれしいし、DFは俺には想像もできないようなスーパーディフェンス見せてくれる。TR、MGもチームを支えてくれてありがとう。最高の仲間です。ウィンターが終わっても、3年間みんなで全力で頑張ろう。
家族
ラクロスさせてくれてありがとうございます。ほかにもいろんな支援、本当に助かってますいつもありがとうございます。これからも迷惑かけ続けるかもしれへんけど応援してくれたらうれしいです。
圧倒、克己、Blastして関西、全国に俺らの強さ知らしめてやろう。
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