2024 ブログ #4 藤岡春希

まず始めに、平素より弊部に関わってくださっているコーチ陣の方々、OBOGの方々、保護者の方々、学校関係者の方々、本当にありがとうございます。幹部や主務という役職もあり、改めて多くの人に支えられているんだなと感じています。

3年生でLDFの藤岡春希と申します。今年は幹部、主務、新歓リーダーとたくさんの役職を務めさせていただき、貴重な経験をすることができました。

普段思っていることを発信する機会はそんなに多くないので、少しでも伝えられたらと思って精一杯書きます。長くなりますが最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

いきなりですが、僕の行動基準はどこまでも自分軸です。試合に勝っても自分のプレーに納得がいかなければ嬉しくないし、逆もまた然りです。そんなんで1年間幹部を務めてきたのかという声が飛んできそうで恥ずかしいですが、野球をやっていた頃から変わらずにいました。

最近、21年間変わらなかった自分軸の行動基準に少し変化がでてきました。少しだけ視野が広くなり、他人の努力に目を向けること、その努力に報いようとすることができるようになりました。

組織として活動してる以上、自分が楽しているときはどこかで誰かが苦しんでいて、自分が頑張っているときはみんなが楽しんでいられる。そんな当たり前のことについ最近気が付きました。DFのオフボールも同じですね笑

七帝戦で優勝したとき、正直僕はみんなと同じように喜ぶことができませんでした。ロング2枚目で今年度が始まったはずなのに、気がつけば5枚目になっていて、プレータイムもまともに貰えない状況で新歓や主務もやらないといけない。なんで自分はこんなにしんどいのにチームは前に進んでいるんだろう。決勝戦の後、ゆーぞーくんに泣きついた記憶があります。
それからもしばらくはラクロスが楽しくなくて、義務感と責任感のみで部活にいっていました。そんな状況でうまくいく訳もなく、上達もせず、幹部としてチームに還元できることもなく、ダラダラと時間が過ぎていました。

考え方が変わったきっかけは、ふとチームの語源について調べたときです。
「TEAM」の語源は「Together Everyone Achievement More」の頭文字らしいです。みんなで一緒に、より多くを達成する。本当に素敵な言葉だと思います。
みんなで何かを達成するためにはみんながみんなやりたいことだけを追求していたらうまくいかないし、だけどやりたいことじゃなければモチベーションが湧いてこない。
チームで動く以上、このジレンマには直面するものなんだと思います。

自分だけがしんどい訳がないなんて当たり前のことにやっと気がつくことができました。
試合に出られなくても、ラクロス以外にやるべきことがあっても、チームへの愛、チームメイトへの愛を持っていればその犠牲だってうまく折り合いをつけられるようになるのではないか。
去年からハルトさんが『愛』って唱え続けていた意味が少しだけ分かったのかなって思います。

僕の理想のチーム像は、全員がやりたいことを目指し、その中に自然に自己犠牲を伴う努力が生まれているチーム。理想の幹部像はそのチームで一番愛され、チームの中心でみんなのやりたいことのベクトルを一つに集約させることができる人。
これを作るためにはチームメイトがお互いに愛を持って接する必要があります。とりわけ幹部に対しての愛の大きさで幹部の求心力が変わり、それによってチームがうまく回るかどうかが変わるんじゃないかと思います。

今のチーム状況は今年で一番いいと思っています。同志社戦は負けてしまったけれど、ベンチやスタンドまでが一体となっていた感覚がありました。
関学戦の敗戦から幹部としての姿勢を見直し、愛を受けるに値する行動、愛を引き出す対話を行った成果が一つ現れたのかなって感じました。
もっと早くにこんな状態に持ってこれたらと思うと、幹部としての力の無さを痛感してしまいます。

明後日は運命の神戸戦です。勝てばFINAL3。負ければ入れ替え戦。
今年度だけじゃなくて来年、再来年の関西制覇や日本一まで繋がる大事な大事な試合になるはずです。

喉から手が出るほど欲しい一勝。
今年1年間で積んできたことは全てこの試合のためと言っても過言ではないと思っています。
全員が死ぬ気で60分走りきって、全員が死ぬ気でグラボ掬って、全員が死ぬ気でゴールを守って、全員が死ぬ気でゴールを目指す。
全身全霊賭けて目指す価値のある勝利です。
僕ももちろん死ぬ気で臨みますが、大阪大学ラクロス部78人全員で勝利を掴みにいきましょう。
チームメイトへの愛を隅々まで巡らせてみてください。誰かが苦しんでいたら助けてあげてください。
今の俺らなら勝てるはずです。

ベスト10を獲ると意気込んだ今年1年はプレーヤーとして不甲斐ない年で、DFのリーダー職も途中で投げ出してしまうなど、後悔の残る1年でした。それでも明後日勝ってFINAL3に進み、関西制覇ができたなら、幹部としてはこれ以上ない年になります。

簡単な相手ではなく、苦しい展開も必ずやってきますが、そんなときは周りをみて、声を聞いて、愛する仲間のために頑張ってみてください。しんどいとき、最近僕が実践していることです。

最後になりましたが、日頃から大阪大学ラクロス部に関わってくださっている皆様、本当にありがとうございます。
休日返上で部活に来てくださるコーチ陣。様々な支援をくださるOBOG、保護者の皆様。当たり前のように部活のサポートをしてくださるみくも整骨院。練習のためのグラウンドが常に用意されているのも当たり前ではありません。
幹部として、主務として、皆様のサポートの大きさを痛感しております。

明後日の試合は今シーズンの集大成となりますので、最後まで変わらぬ応援をよろしくお願いします。

We Will Rock You
中長期的に強い阪大の最初の1年として!
ラクロス界に衝撃を与えてやりましょう!!
俺らなら出来る!!!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

コメント

コメントする

目次