1回生ブログリレー 「1回生チームを終えて」 MG 田林葵衣

はじめに、OB・OG、保護者の皆様、そしてすべての関係者の皆様、平素より大阪大学男子ラクロス部を応援してくださりありがとうございます。1回生MGの田林葵衣と申します。優しい先輩方と同期に背中を押され、今回このブログリレーを企画させていただきました。拙い文章ですが、精一杯に自分の想いを込めましたので、ご一読いただけると幸いです。

本題に入る前に、企画した張本人としてみんなに謝らせてください。無茶ぶりをして本当にごめんなさい。ブログを書くことがこんなに難しいとは思いませんでした。伝えたい想いがたくさんありすぎて、何を書いたらいいのか分からなくなり、私も絶賛頭を抱えています。

パソコンと睨めっこしているうちに、全く進まなくなってしまったので、全部は諦めて、自分が今、一番みんなに伝えたいことを書くことにしました。

みんなと同期になれて本当によかった。

引退ブログみたいな感じになってしまい少し恥ずかしいのですが、「今一つだけみんなに伝えるとしたら?」と自分自身に聞いてみて、すっと出てきた答えだったので、そのまま素直に書きました。

ウィンターカップ第三戦、私たちが同志社に負けて予選敗退が決定したその瞬間、私は応援席でビデオの声入れをしていました。

一歩引いた場所でいたからこそはっきりと見えてしまった、地面に膝をついて呆然とするみんな。もみくちゃになって喜ぶ同志社のプレイヤー達。

頭では分かっていたんだと思います。阪大は負けた。予選敗退。1回生チームは今日で終わり。でも、心が全く追いつかなくて。最強で最高だと心から思っていたみんなが悔し涙を流していることも、決勝トーナメントに進めないことも、私たちの日常だった1回生練がもうないことも、全部信じられなかった。それ以上はコートを見ていられなくて、隣にいたまなかの肩に顔を伏せて、わんわん泣きました。

でも、「今」の私には、悔しくて悔しくて、そして悲しくて仕方がなかった12月10日の私が、とっても幸せ者に思えます。その人たちのことになると、涙が止まらなくなるくらい熱くなれる仲間。私は人生であと何回、そんな仲間に出会えるでしょうか。

正直、気が重い練習の日もあります。寝不足の日や、ギリギリに起きて、汗をかきながら必死に自転車を漕いでいる日は、「もう嫌だー」と心の中で叫んでいます。でも、倉庫の前でスタッフのみんなと顔を合わせると、今日の朝練も頑張ろう、と思えます。練習の合間にコーチさんに話しかけてもらえた時は、ちょっと得した気分になります。文字通りすごくすごく真剣に練習に取り組み、時には厳しい言葉を掛けながらも、チームメイトのナイスプレーには全員で喜び合う、そんな選手たちを見ると、今日も朝練来てよかった、と顔がほころびます。どんなに気分が乗らない朝でも、結局グラウンドに行くと、いつも明るい気持ちになれました。私が毎日楽しいのは、最強で最高なみんなといるからです。本当にありがとう。

だからこそ、私はこのままではいけないと思います。入部してから今まで、色んな人に支えてもらいました。みんなにいっぱい迷惑かけました。でも、どんなに自業自得の失敗をしても、次に私が同じことをしないためにはどうすればいいか、一緒になって考えてくれた。多くの優しさをもらったまま、私は今チームにいます。このままでいいはずがありません。ちょっとずつでも、返していきたい。そういう思いで、今回のブログも企画しました。みんなにとって、1回生チームの思い出が苦いまま終わってほしくなかったんです。ブログを書くという作業の中で、悔しさや悲しさを昇華してもらえたら、終わりだけじゃなくて、それまでの楽しかった日常を思い出してもらえたら、他の同期のブログを少しでも楽しみにしてもらえたら、そう思っていました。突然提案してしまったので、明らかに苦しんで、絞り出している様子の人もいましたが(本当にごめんね)、私はみんなが書いてくれたブログが全部大好きで、提出してくれたものを読む度に、温かい気持ちに包まれていました。これは私の想いなので、このブログが、ちゃんとみんなへのお返しになっているかは分かりません。だから今回だけじゃなく、これから、自分が少しでもみんなの力になれると信じることを、MGという仕事を通して、し続けていきたいなと思います。私がみんなと同期になれてよかったと思っているように、いつかみんなにも、あおいと同期でよかったと思ってもらえれば嬉しいです。

みんなの笑顔が私は大好きです。3年後、最高の笑顔で終わりましょう。

田林 葵衣

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この記事を書いた人

大阪大学男子ラクロス部広報部です。
SNSの運営や新勧PVの作成を行っています。

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