OB、OGの皆様並びに保護者の皆様、そして阪大ラクロス部の関係者の皆様、いつも弊部を応援してくださり本当にありがとうございます。
そしてTR組織として惜しみなくチームに関わってくださるみくも整骨院の先生方、加賀屋さん、
新しい環境に身を置いても阪大ラクロス部を応援し、アプローチしてくださる辰谷さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
2回生TRの西本万里子と申します。
はるかちゃんが新チームのすごさについて余すことなく語ってくれたので、わたしは自分のことについてでも語ろうと思います。
せっかくブログを書くという貴重な機会を頂きましたので、拙い文章で長くなりますが最後まで読んでいただけるととても嬉しいです。
冒頭として突然ではあるが入部のきっかけから綴ろうと思う。
日本一を取る部活。勧誘の際大きな一声としてこう言われた。熱い想いに打たれたから入部した、同回の子の口からこの入部理由を多く聞いた。正直、日本一への魅力は少なかった。
入部した決定的な理由は優しそうなスタッフの先輩方と知り合って、入部を押され、押しに負けた、それが大きかった。私はとてつもなく押しに弱い。きっかけは間違いなく押しに弱かったから。
入部を決めてしまったなら、たくさん学んで、入って良かったと思えるくらい頑張ろう!それが入部当初の覚悟。
一回生、部活が始まって覚えることだらけ。部活のない日もTRの仕事に追われる毎日。入部理由を理由には頑張れなかった。ただ、一つだけ間違い無く言えることがある。この二年間、始めた仕事に対して一度たりとも妥協したことはない。
どうして頑張れたか、理由は明白だった。中途半端は嫌だったから、そして間違いなく、負けず嫌いだったからだ。
教えてくださる先輩方の想いに応えたい。
何にもならない時間を過ごしたくない。
同回TRは2人だけ。遅れはとりたくない。
ただそれだけ。がむしゃらに走った。
独り立ちし始めた時、立ち止まってしまった。
気づいてしまった。何のために、誰のために、何をしているのか、何がしたいのかを分かっていない現状に。
退部を考えた。ずっと考えていた。
周囲に伝えられたのはサマー後、
真意を伝えられたのは冬オフ中、
幹部に伝えられたのは新チーム開始前。
わたしは誰かのためだけに時間を費やせるほどできた人間じゃない。自分のためにならないことをやり続けたいとも思わない。唐突な人生論になるが、将来に対する不安をずっと抱えて生きてきた。その不安を拭うために大学生活でやりたいこともあった。そこに時間が割けないことを部活のせいにしたこともあった。
何のために部活を続けるのか。例えやりたいことがないとしても、それが部活を続ける理由にはならい。主将のはるとさん含めたくさんの人と相談した。けれど人の言葉を鵜呑みに納得はできず、自分が分からず不安だった。
続けていればやりがいが見つかる。すでに大切な人との繋がりがある。言いたいことはわかる、でも心には響かなかった。
何事にもやりがいを見出せるし、人との繋がりもあと三年間あればできる、そう思ってしまった。
なぜこの部活なのか。この部活であることに何の意味があるのか。
ある方に言われた。
物事に本気で打ち込む人が周りにいる環境、
なるほどと思った。
そんな環境、大学生活で見つける方が難しいのは明白だった。この環境でしか見出せるものが必ずある、そう思えた。この時初めてしっくりきた。
不安を拭う意味探しをずっとしていたのかもしれない。でもこの瞬間、不安が確実に覚悟に変わった。
私は私のやりたいことを、成長を、この場で叶える。
私にとって大きな目標はとても曖昧で、頑張る原動力にはなり得なかった。目標のために動くんじゃないくて、動いた結果が目標達成に繋がる、その思いで目の前のことに最大限の情熱を注ぐ。
これが今の私にできることであって、今私がやりたいこと。
そういう覚悟。
29期が引退して、新TRチームが始まった。変化の多い年で、責任も比べ物にならないくらい大きくなった。
俊太朗さんに疑問をぶつけられ、調べる。
求められることに、ひたすら応える。
本当にがむしゃらだった。その時々にベストを尽くしてきた。
不安が覚悟に変わった時、自分の成長に目を向けることができた。
積み重ねた知識と技術、アウトプットできる瞬間が確かにあった。
思ったことを言えない性格、言うべきことを言えるだけの度胸がついた。
この二年間確実に意味があったことを知った。
資格とかいう目に見える安心じゃないけど歩みはあった。
振り返ると確実に成長を感じた。
素直に嬉しかった。この環境に心から感謝もした。
正直、求められていなければ、応えようとしなければ、変化は生まれなかった。意味を見出せず辞めていた。
素直に求めてくれる姿勢、応えることが当たり前だと思っている姿勢、妥協なく話し合う姿勢、そんな今の4回生の姿勢に本当に感謝している。
一緒に向き合ってくれたこと。この環境の価値に気づかせてくれてくれたこと。
オフ明け、覚悟は決まっていた。
私の原動力についてもう少しだけ綴らせて欲しい。
偶然耳に入ってきた言葉で忘れられない言葉がある。
「もう遅いと思った時が、始める時。」
はるとさんが言った言葉だ。
本当に大事にしている言葉の一つで、もう遅いと思った時は必ずこの言葉を思い出して行動を始める。遅いと思って行動するのをやめた先には後悔ばかりが残ったからだ。
必ずよぎる思い出もある。
まりこの探究心に驚かされる。
まりこが頑張るから頑張ろうと思える。
はるかちゃんとの何気ない会話の中で言われたことだ。正直驚いた。そんなふうに思われていたことに。
直接的に言ったことはないけどわたしの原動力の一つにははるかちゃんがいる。
私生活が忙しくなりTRの仕事も忙しくなり、忙しさに紛れて甘えたくなる時もあった。そんな時はるかちゃんの疑問を抱く姿に、とことん掘り詰める姿勢に、わたしに期待をしてくれているその目に、鼓舞されてきた。
はるかちゃんとだから頑張れたと常々思う、本当にありがとう。
スタッフにかかわらず、
プレーヤーみんな、妥協してないと心から疑わない。そんな大阪大学男子ラクロス部に所属していること、心から誇りに思う。
みんなで喜びを体感したい。
みんなで道を敷き詰めて走り抜きたい。
自己の成長、仲間の成長、チームの成長、
全員違わず感じてる。
妥協ない努力を積み上げたチームで挑むリーグ戦。
覚悟はとうにできてる。
闘志
西本万里子
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