OB・OGの皆様、保護者の皆様、平素より格別の応援、ありがとうございます。感謝申し上げます。
2回生TRの田邉仁一朗と申します。
また、この場を借りまして、平素より大変貴重なご助力をいただいております、みくも整骨院の先生方、加賀谷さんにもお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
ブログを書かせていただくという貴重な機会を頂きましたので、拙文ではありますが、自らの思いを述べさせて頂きます。
書いては消し、書いては消しを繰り返しています。
トレーナーになってやや半年。毎日自分と闘い続けています。それは、選手の自らの目標を達成するため闘うような、そのような高尚なものでは、決してありません。もっと粗野で、汚いものです。
この半年間ずっと自分に疑問を投げかけてきました。
お前は何がしたい。お前は何になりたい。
結論は、たった半年で出るわけもなく。
私は関西でも絶滅危惧種であろう「男性トレーナー」らしいです。
ですが男性トレーナーだから何でしょうか。男性であることに何か意味がありますか。特段男性だろうが女性だろうが能力的な差はありません。それは人数が少ないから希少価値があるように「見える」だけで、そこに何かしら部活に寄付できるものは、少なくともありません。そして私は、何もないのにもかかわらずそこに胡坐をかき続けています。おそらく、今も少し。
このチームは、比類ない実力と結束力を誇っていると、勝手に思っています。
必ずや一部に昇格すると、信じて疑うことはありません。
私はそのようなチームに見合うだけのスタッフにならなければなりません。
阪大のトレーナーとしてプライドを持って行動しなければなりません。
そう考えると、懸命に、献身的に動き回る先輩や同期、後輩スタッフがどれだけ偉大か、つくづく感じます。今年のスタッフ陣は最強だと、これもまた勝手に思っています。
彼女たちが本気で選手のことを考え、全力で物事に打ち込む姿勢、特にとてつもない速度で独り立ちしてしまった一回生の皆さんには驚かされ、そして尊敬しています。私もかくあるべきと日々エネルギーをもらっています。ありがとう。
あれこれと悩んでいましたが、意味なんて後からいくらでもくっつけることができるんじゃないかと最近思っています。存在価値をあれやこれやと考えるよりも、ただがむしゃらに仕事に向き合ったほうがチームの役に立ちます。
大切なのは、目の前の選手にどれだけ尽くせるか。アプローチできるか。それを肝に銘じてリーグ戦を過ごすつもりです。
私は入部当初、「目立たないが、欠けると確実に困る選手になりたい」とある先輩に言った事があります。形としては変わりましたが、そのようなスタッフを目指しています。
このリーグ期間中、できることなら何でもするつもりです。自らの持っているささやかな知識が選手の役に立つと信じて。昨年、どうしようもなかった私が突然トレーナーになった時、それでも快く迎えてくれたチームメイトに恩を返せるように。
今年、関西ラクロスを席巻する阪大の勝利にささやかながら貢献することができれば、トレーナーとしてこれ以上の喜びはありません。
闘志
田邉仁一朗
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